54GOLF CAMP - St.Andrews2012

2012年6月13〜20日にかけてゴルフ発祥の聖地、St Andrews(スコットランド)へのゴルフ紀行が開催されました。
Old Courseは14世紀に開場されたと言われていますが世界のゴルファーが訪れます。このコースをプレーする機会に恵まれるという事はゴルファーの夢であります。

6月13日

旅の始まりは01:00羽田空港発のNH203便(全日空)でフランクフルト国際空港へ飛びました。フランクフルト国際空港で乗り換えをお来ない飛行機での最終目的地エジンバラ国際空港へLH962便(ルフトハンザ航空)で向かいました。エジンバラ国際空港に到着すると迎えの車が待っていてくれたので非常に快適にセント・アンドリュースまでたどり着く事が出来ました。車に乗った約1時間はスコットランドの初夏の綺麗な緑を見ながらいよいよという気持ちを皆さん膨らませて行きました。
そして、今回の滞在先、フェアモント セント・アンドリュースに到着しました。長旅の疲れを湯船に浸かって洗い流した後は早速、オールド・コースの1番ホール、18番ホールに散歩へ行きました。そこにはテレビで見た世界がそれ以上の風格と歴史の重みを感じさせながら私達を迎えてくれました。
18番グリーン横にあるオールドコースショップやトム・モリスショップで買い物をした後、有名なシーフードレストランで最初のディナーをいただきました!

6月14日:Play@ St Andrews New Course

プレー初日はSt Andrews New Courseをプレーしました。Newと言っても19世紀からの歴史があります。
今回のメンバー全員がスコットランドのリンクス初体験でしたので初日の快晴は本当にありがたかったです。写真で見るように今回の旅では基本的に1人に1人キャディが付いてくれるようにオーダーしてありました。参加者は個人スポーツでは無い側面がある事と本当のキャディを体験する事となりました。
全英オープンで見たポットバンカー、深いラフ全ての洗礼を受けました。ティーグランドに立ち見えないFWと横殴りの風を想定してキャディの言うとおりターゲットを決めクラブを決めるゴルフは日本のゴルフコースでのゴルフとはだいぶ違いがあります。
18Hリンクスを堪能した後はクラブハウスでランチを食べ、ホテルに戻り、希望者は早速バンカーにアプローチとリンクスの対応練習会となりました。
この日のディナーはホテルのウェルカムディナーという事でフェアモントのレストランでいただきました!
このディナーで分かった事は今回参加されたKさんとHさんが何と共通のご友人が何人もいたということです。この仕事をしていると良くあることですがスコットランド紀行でも驚きの瞬間でした!

6月15日:Play@ Carnoustie Golf Links

長旅と初ラウンドを終えたあとで疲れを取るためこの日の午前中はオフとしました。
そして、午後13時より昨年は全英女子オープン、そしてジャン・バンデ・ベルデの非劇で有名な17世紀開場のCarnoustie Golf Linksに隣接するホテルでまずはランチをいただきました。戦の前に腹ごしらえとは良く言ったものです。
この日はスコットランド風に言うとゴルフ日和!そうです時より降る雨はまだ平気ですがとにかく強風なのです。 私自身も#16Par3で250Yアゲンストを1Wで打ちましたがなんと2打目が60Y残りました。そうかと思えば520Yのロングホールではフォローの中、3wでティーショット、2打目は220Yを6アイアンでピン奥7mという具合でした。 コースの中にうねるバリーバーンは本当に油断なりません。
バンデ・ベルデ選手が苦労したのはうなずけます。これぞリンクスというコンディションの中、名門コースを満喫しました。
プレー終了後、ホテルで暖かいシャワーを浴びて予約していたThe Peat Inn Restaurantに行きました。ここのシェフは2010年のスコットランド・オブ・ザ・イヤーに選ばれたお店です。ウェイティングバーでいただいたオリーブは絶品でした。23時30分までゆっくり昼間のゴルフを思い出して楽しい食事の時間を提供してくれました。

6月16日:Play@ St Andrews Castle Course

この日は前日のカーヌスティに続き、スコットランドで言う『ゴルフ日和!』風はとても強く時折、降りつける雨にリンクスとは?ゴルフとは?とプレーしながら考えさせられました。
朝はいつものように練習でしたが何せリンクスのゴルフは気力・体力が重要なので少し、温存する意味もあり、練習は各プレーヤーのテーマのみをプレー前に確認する内容に致しました。
どのくらい風が強いかと言うと、180Yピンまでというショットを5W(通常225Yキャリ-)で人の高さぐらいにしか上がらないノックダウンショットでぴったり、145Yのショートホールを5アイアンで左に30Y打ち出し、ノックダウンしてピン横1.5Yという具合です。次のホールでピン140Yをキャディーのサムが前ホールと同じ球を打ってくれと言うので5アイアンでノックダウンすると快心でしたがピンまで15Y届かずで125Yしか飛ばなかったのかと驚きました(笑)。ラウンド後、Castle Courseのクラブハウスでランチを食べましたがプレーされた皆さんが『これがゴルフ何だね、毎日、毎日、リンクス楽しくとてしょうがないよ。でも、オールド・コースは晴れて欲しいな(笑)。』この語らいは予約してあったThe Vine Leafでも続きました。このレストランは地元ではちょっと人気のある海の幸を美味しく食べさせてくれるお店です。
とうぜん、白ワインを美味しく飲ませてくれスコットランドの長い夏の夜を楽しく過ごさせてくれました

6月17日:Play@Kingsburns Golf Links

この旅も残すところあと2日のプレーとなりました。
今回のプレーコースで最も評判が高かったKingsburns Golf Linksです。俳優のマイケル・ダグラスが最も好きだと語っているコースでもあります。
ヨーロピアンツアーのDunhill Cupの会場にもなっています。私自身の感想は大好物です(笑)。世界各地をプレーしているのでもう少し、まともな感想を言いますと海面がフェアウェイと近いのが良いですね。ぺブルビーチで言うと18H、これはアイルランドのドゥーンベッグでもあります。海越えや海岸線をプレーできるコースは私自身、大好きです。この海岸線の近さはKingsburnsの魅力です。
また、朝より練習したレンジ、ショートゲームスペースも良かったです。 充実したラウンドの後はクラブハウスでのランチでした。クラブハウスでは全米オープンを見ながらのランチだったのでゴルフな毎日!という演出が良かったですね。当然、参加されている皆様がゴルフ好きですから話は尽きないですね。コースが良かったせいもあり、皆さん、クラブハウスでのお土産のお買い物にも盛り上がっていました!
夜は洋食が続いていたのでチャイニーズを食べに行きました。予めお勧めですよいうコンシェルジュからの推薦はあったので大成功でした!

6月18日:Play@ St Andrews Old Course

さぁ、いよいよこの日が来ました。 私自身、このコースでゴルフするためにゴルフしてきたのだという気持ちで朝から身が引き締まりました。参加者の皆さんが朝のビュッフェをいただいている時から若干、緊張気味に感じました。
レンジは全て個室で屋根付き、さすがです(笑)。また、広大でいつまでも練習をしていたくなるような施設ですね。そこでの練習を終えるとR&Aの前にあるパッティンググリーンへ移動。
ツアーのようにパッティングリーンには柵があり、Old Courseでのプレー権利を持つものしか踏み入れる事は出来ません。St Andrewsは観光名所でもあるので非常に多くのギャラリーがいます。ギャラリーに見られパッティング練習をしているとますます緊張感は増します。

そして、前の組がスタートし名前が呼ばれるとスタートです!
いつも以上の集中力からか、日頃の練習の成果か全員、快心のショットでスタートしました。参加されたNさんのキャディは初日に担いでくれたニックが再度、キャディを約束通りかって出てくれました。
ニックの説明を少しさせてください。

ニックのひいお爺さんですが1884年のプレストウィックGCでスコットランド人ジャック シンプソンは優勝しています。トム モリス ジュニアの10年後の優勝です。 またRoyal Abadeenの設計者はアーチー&ロバート シンプソンでニックの親戚です。こんな出会いが最高ですよね。
ゴルフには歴史があります。ここセント・アンドリュースではゴルフに関わる人々がその歴史ごと愛しています。その歴史を肌で感じながらのラウンドとなりました。
1番ホールのスタートから有名なヘルバンカー、グレーブバンカー、トミーズバンカーとプレーし、17番、18番をプレーしてローマンブリッジを渡れば、ここが『The Home of Golf』と呼ばれる理由がわかります。
プレー終了後は17番ホール横にある有名なザ・オールドコースホテル4階にあるロードホールグリルでの特別なディナーとなりました。
食事は素晴らしい雰囲気の中、過ごせました。1週間の旅を締めくくるには最高でした。
食後はバーで特別な席を用意して貰いました。まさにプライスレスです。ピアノの生演奏を聴きながら夕焼けのOld Courseを眺めていると夢のような時間が過ぎていきます。
夜中の12時近くまで最高の夜を過ごしました。

6月19日〜20日

この旅から東京へ帰る前にOld Course18Hに運転手に寄ってもらいました。
この日も晴れ!また、来るぞと皆さんが口に出されたのが印象的でした。もちろん、私も。
エジンバラ空港からヒースロー空港へ飛び、成田空港へ。
成田空港からリムジンバスに乗り虎ノ門法曹ビルに着きいつものようにレッスンを始めるとOld Courseで過ごした日がずっと昔のように感じました。9月は8月の全米プロ開催のキオワアイランドオーシャンコースです。
皆さん、ぜひ来年も行きましょう!

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