54GOLF CAMP - Scotland 2015

2015年7月にセント・アンドリュース・オールドコースでは全英オープンが開かれるという今年、54GOLFにとっても再訪となりました。今回は昨年のライダーカップ2014開催コースであるグレンイーグルスゴルフクラブ、毎年、欧州PGAツアーのダンヒルカップ開催コースであるキングスバーンズゴルフクラブ、そして、リンクスの至宝とまで言われたあのロイヤルドーノックゴルフクラブを3回プレーするゴルフ紀行となりました。

6月16日

54GOLF CLINICのWorld Tourで毎回、お世話になるANAさんのNH203便にて行きは羽田空港を深夜に発ち、フランクフルト国際空港経由のエジンバラ空港着となりました。行き慣れている方はご存知ですがヒースロー空港経由で行くとチョコチョコ荷物がロストするので出来れば通りたくないのです。
エジンバラ空港に到着し、予約していたドライバーとミートしたらセント・アンドリュースの街へ。今回はお昼過ぎにアーリーチェックインさせて貰ったので楽でした。海外ゴルフではどうしてもスケジュールを詰め込むのですがスコットランドの場合、初めはゆとりある方がお勧めです。気候に慣れる必要があるのです。今回はあの全英オープンで有名なOld Course Hotelへの滞在となります。そうです人生に一度は聖地巡礼、その際はここを宿泊先に選ぶことはより良い思い出を演出してくれます。
シャワーを浴びて、コースやゴルフショップを散策して皆でSand grillにて夕食をいただきました。明日からのゴルフを思えばもちろん、テンションは上がるばかりです。

6月17日

ぐっすり眠った後はオールドコースを朝から散歩して、有名なロードホールレストランで朝食です。ここではついつい食べ過ぎてしまいます。
そして、迎車に乗り、初日の目的地、セント・アンドリュース キャッスルコースへ。このコースは星野が好きなコースです。レイアウトは難しく、海も巧みに絡んできます。天候は晴れですが期待通り?期待以上?の強風が吹く中のプレーとなりました。どの位、強いかを参考までに585YのPar5では星野は2nd ショット5アイアンでツーオンしました。また、140YのPar3では54度のウエッジを使用し、入りかけるバーディーという具合です。そして、アゲンストは1番手、2番手という感覚が通用しない風ですね。これが楽しいのですが。ラウンド後、クラブハウスでランチをいただきましたが本場の洗礼を浴び、会話が弾みました。
Old Course Hotelに戻り、ゆっくりと過ごしていただきましたが、ジムでトレーニングして軽く汗を流す方、スパでプールを泳ぐ方、アロマミストサウナにジャグジーと身体をメンテナンスすることでリラックスしていただきました。
夕食は星野が好きなThe Peat Inn Restaurantでいただきました。Hotelに戻り、日没を迎える時間はRoad Hotel Barで過ごしました。思い出に残る旅の2日目はこうして更けていきました。

6月18日

いよいよ、皆さんのお待ちかねThe Home of GOLFのOld Courseをプレーする朝が来ました。Road Hole Restaurantでコースを眼下に朝食をいただく時間は大事な準備時間なのです。そして、R&Aの斜め前にあるパッティンググリーンでパターを転がし始めれば、憧れのOld Courseのプレーまではカウントダウンです。あと一カ月でThe Openというタイミングですからスタンドは殆どのホールで組み立てられそれは素晴らしい雰囲気であります。The Openの練習ラウンド気分です。アウトコースは陸地から海に向かうアゲンスト風がこの日は吹いていました。滞在中は基本この風向き。さて、前日のキャッスルコースと言いプレー内容に触れてみると皆さん、ティーショットをことごとくバンカーに入れ苦戦していました。片手ハンディ、シングルハンディと言っても日本のコースとは違うのでバンカーはリンクスでは入れてはいけません。星野はその点だけは心得ているのでこの2ラウンドものバンカーは一度も入れずに無難にプレーしていました。バック9はフォローになるのでKさんはナイスプレーの38!Road Holeは普段はフェンスがあるのですがThe Openに備え撤去され、緊張感あります。18Hは全員でパーフィニィッシュ!観光地でありますからギャラリーから拍手もおきます。ラウンド終了後は皆さん、色々。お買い物、Spaでマッサージ、トレーニングにジャグジーとRelax。
そして、この日の夕食はもちろん、Road Hole Restaurantです。ミントがキューバばりに入った本格的なモヒートで乾杯。メインのフィレミニオンには美味しい赤をいただきました。全米オープンも始まるこの日は雨も降らず素晴らしい一日となりました。

6月19日

この日は昨年のGNでの放送が思い出されるライダーカップ2014が開催されたグレンイーグルスゴルフクラブPGAコースをプレーしました。ライダーカップ開催時期より今がもちろん、ベストシーズンです。写真をご覧頂けばわかりますがゴースの花は満開で綺麗です。青い空、緑の芝生、そして、黄色い満開の花。コースコンディションもフェアウェイは素晴らしく、ラフが厳しいというセッティングでインランドのゴルフコースで今回は唯一リンクスではないコースでしたが皆さん、大満足のラウンドとなりました。このセッティングにはプレーされている皆さんが頷いていましたね。フェアウェイの重要さをつくづく感じることが出来ました。
プレー終了後、ホテルに戻り、最高の天気の中、The Seafood Restaurantに伺いました。ここも星野が好きなお店の一つですが美味しいシーフードが沢山食べられるお店です。また、雰囲気も良く、くつろげます。ゆっくり、夕食を食べた後は天気も良いので18H、17Hを歩き、ホテルへ。ゴルフの聖地は歩くとより、その意味がわかります。

6月20日

さぁ、4日目は星野がスコットランドでも好きなキングスバーンズゴルフリンクスです。ここは大人気ですがグリーンメンテナンスも良く、キャディもクォリテイが高いのが素晴らしいです。もちろん、コースは素晴らしいですよ。ペブルビーチゴルフリンクスをプレーされたことある方はフロント9の4番からと18番をイメージすると良いかもしれません。星野のキャディはスコットランド出身ですが現在はアメリカのフレゾノの大学に通う学生でした。彼はサマーバケーションを利用して帰ってきていたのですが非常にナイスガイでした。
ランチを全米オープン見ながらクラブハウスで食べた後、エジンバラ空港へ行き、レンタカーを借りました。そして、一路、北へ。初日のキャッスルコースでのキャディが『インバネスに向かう道のりは本当に綺麗で映画の世界だよ!』と教えてくれたのですがまさにその通り、ロングドライブで疲れが心配でしたが素晴らしい景色にあっという間でした。
そして、到着したのが第2宿営地のRoyal Golf Hotel。スコットランド最北端。思えば遠くへ来たものです。そう、ここに来るのは夢でした。

6月21日

さぁ、いよいよ今回のゴルフ紀行の目的の一つRoyal Dornoch Golf Clubでのプレーが始まります。この日の天気は曇り時々雨。今回の旅で初めての雨です。奇跡の様に雨に降られませんでしたがついにスコットランドの雨ゴルフでした。皆さん、プレーしながら、『ここは凄いよ!素晴らしいよ!』の声が止まりません。ゴルフコース設計家の皆さんが大絶賛するこのコースはゴルフコースというものを色々と考えさせてくれます。そして、とにかくプレーしていて楽しいです。ゴースの花は咲き乱れ、素晴らしいコースレイアウトさらに一層、華やかにしてくれていました。星野は同コースヘッドプロのアンドリューの許可を貰い、フルバックでのプレーとなりました。スコアは70。ラウンド後、アンドリューやキャディーマスター皆さんに褒められました。世界各地でプレーをさせて貰いますがこうしてプレーさせていただくとなるほどと頷くことが多いです。そして、彼の地に訪れ、目で見て、実際に対峙することこそがそのゴルフコースという先人が残してくれた遺産を引き継ぐという事なのかもしれません。
この夜は同コース併設の宿営地ホテル、コンシェルジュのキャメロン氏のリコメンドで美味しいスコッチを飲みながらの全米オープン観戦となりました。特別な夜が特別な場所で過ぎていきました。言うまでもなくゴルファーにとって至福の夜になりました。

6月22日

夢のRoyal Dornoch2日目は雨もなく、静かな一日でした。前日のプレーからコースレイアウトがはっきり頭に入っている状態でのプレーは格別です。逆に言い訳は誰にも出来ないのですが。1回より、2回、2回より3回と同じコースをプレーすると色々と気付くことが有ります。時にはそれは攻略の糸口になります。また、時にはそれが攻略のネックになる時があります。プレーを望み、プレーが叶う。それは素晴らしいことです。世界のゴルフコースを巡る時、期待を裏切られることはまず、有りません。それが歴史なのでしょうか。それとも、それが名門ということなのでしょうか。多くのゴルファーが巡礼し、語らい、ゴルフコースが各地に出来た今も古き良きゴルフコースは変わりません。素晴らしい土地に素晴らしいレイアウト。コースで働く人はもちろん、街の人も誇りに思っています。それが感じられることはプレーさせていただくうえで非常に有難く思います。
夜はこの紀行、最後の晩餐となりました。もちろん、遅くまで語りました。ゴルフの話を。

6月23日〜24日

この日は早朝、同コースの記帳場にてサインアップを行いました。歴史ある同コースには世界から巡礼者が来ます。そして、サインアップしていくのです。7時&7時8分というスタート時間に特別にツーサム&ツーサムでプレーさせて貰いました。これはコース側の計らいで感謝としか言いようが有りません。また、同コースの粋な計らいで日本国旗も掲揚されました。ありがとう! 3時間で18H!でもゆっくりと時間は流れました。素晴らしいですね。
シャワーを浴びて、同コースの面々と別れを惜しみながらインバネス空港へ行き、レンタカーを返却。そこからガトウィック空港へ。そこでチャーターしたタクシーに乗って、一路、ヒースロー国際空港へ。夕方のラッシュアワーをドライバーのレベルが高いロンドンならではでぎりぎりセーフ。そして、VATを手続きしてANA便で羽田空港へ。
星野はそのまま虎の門クリニックへ戻り、レッスンでした。日常にもどり、24時間前に自分がプレーしていたのは夢か幻か。この度も皆様、ご参加ありがとうございました。来年は54GOLF CLINIC15周年を記念して素晴らしい旅をご用意したいと思います。ぜひ、ご参加ください。

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